理事 藤井泰和
〈芸歴〉
藤井泰和(ふじいひろかず)
祖母阿部桂子(銀明会初代家元)
母藤井久仁江(銀明会二代家元 人間国宝)
に箏と三絃の手ほどきを受ける。
1983年
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。
1985年
同大学院修了。
1986年
NHK邦楽オーディション合格。
国際交流基金の派遣により、
ロサンゼルス・バンクーバー等、
アメリカ・カナダ各地巡演。
またバンクーバー万博に参加
日本館にて演奏。
以降多年にわたり、
同じく国際交流基金、
文部省等の派遣により
欧米各地で講義・公演を行う。
1989年
フラメンコ舞踊家
小松原庸子氏マドリード公演にて演奏。
1990年
スペインセビリアより
国際弦楽器フェスティバルに招待され
「八重衣」を演奏。
1993年
第一回 藤井泰和 地歌演奏会を開催。
21年現在まで27回開催。
1995年・96年
高崎芸術短期大学講師を務める。
2000年・01年
坂東玉三郎特別公演に出演、
全国各地で公演。
2002年
邦楽普及を目指し、ライブ形式の
「地歌の会」を全国各地にて開始。
21年現在まで35回開催。
2005年
芸歴40周年、開軒20周年記念演奏会を
日本橋公会堂で開催。
2006年
銀明会創立75周年記念演奏会を
国立劇場で開催、
それを機に銀明会三代目家元を襲名。
バイオリニスト千住真理子氏と
宮城道雄作曲「春の海」を共演。
2008年
国立劇場にて、
祖母阿部桂子十三回忌・
母藤井久仁江三回忌追善・
藤井泰和銀明会会長襲名記念披露演奏会
を開催。
2008年・09年・18年
21世紀邦楽の会の依頼により
チャイコフスキー記念
国立モスクワ音楽院にて演奏。
2011年
日・独交流150周年記念行事で
ドイツ各地にて
「藤井泰和地歌公演2011」開催。
仙台に於いて
東日本大震災チャリティーコンサート
に参加演奏。
2012年
アメリカ各地に於いて
坂東鼓登治氏主宰
「歌舞伎ダンス公演」にて演奏。
久良岐能舞台創立25周年記念事業
「藤井泰和の地歌演奏会」を開催。
2014年
九月シアトルにて
「藤井泰和 シアトル地歌公演
JIUTA:VOICE OF LONGING」
開催。
コーニッシュ芸術大学に於いて
特別講師を務め、
TV出演、講義も行う。
11月ジャパンソサエティ主宰
「江戸と京阪の三味線音楽の真髄」
公演
ニューヨークにて演奏
また「藤井泰和コンサート」を
マサチューセッツ州にて開催。
2015年
長谷検校墓所再築事業に
実行委員として携わり、
竣工式にて「残月」献曲。
芸歴50周年、開軒30周年記念会として
第21回「藤井泰和地歌演奏会」開催。
2016年
チャイコフスキー記念
国立モスクワ音楽院
創立150周年記念演奏会
に招待され演奏。
福岡に於いて
「熊本地震チャリティーコンサート」
に参加演奏。
また企画にも携わる。
国立劇場 開場50周年記念会に出演。
2017年
インド日本大使館に於いて
日印友好交流60周年記念行事
「日本インド伝統芸能の夕べ」に、
尾上菊之助丈と「鐘が岬」を共演。
2020年
熊本泰勝寺に於いて
長谷幸輝検校没後百年
記念献奏会に出演。
また企画、構成にも携わる。
2021年
銀明会創立90周年記念演奏会を
国立劇場にて開催
その他、TVやFM放送、CD録音、
舞踊地方等で高い評価を受けるほか、
全国各地の稽古場で後進の指導に当たっている。
文化庁芸術祭新人賞、
同優秀賞、芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。
紫綬褒章受章。
CD作品
「藤井泰和の三弦」(作品Ⅰ、Ⅱ)
「藤井泰和の松浦四つ物」
「松・ことほぐ」
ほか
生田流箏曲・九州系地歌演奏家。
銀明会会長。
(公社)日本三曲協会常任理事。
生田流協会常任理事。
二十一世紀邦楽の会顧問。
目黒区三曲連盟副会長。
東京藝術大学非常勤講師歴任。
〈プライベート〉
*趣味等
・スポーツ全般
(小学2年より柔道
中学より陸上競技、水泳
高校より野球、サッカー、ラグビー
大学進学後も野球部、水泳部に所属。
ボクシング歴15年。
フルマラソン完走5回
現在もスキー、ゴルフ、ジョギング
ウエイトトレーニングなど)
・車、バイク
・水彩画、版画、書道など。
*座右の銘
・精進
精進とは精神を進歩させること。
進歩とは、己の未熟さを知ること。
*将来の目標
・登山